
残暑が厳しいです。もなさんものびてます。
人にとってもしんどい季節ですが、それは犬にとっても同様です。
特に、犬は全身が毛で覆われ、汗腺が少なく汗をかくこともできず、呼吸によってしか温度を下げることができない為、高温多湿の日本の夏は体に負担がかかります。

私も夏バテしてたワン
普段空調の効いている環境で過ごしている室内犬も、お散歩やお出かけ時の外との気温差が違うことが原因で自律神経が乱れ、食欲がなくなってしまったり、体調を崩してしまったりすることもあります。
もなさんの食欲が回復してほしいと願って鶏のスープを作ってみたところ、あっという間にできて、もなさんが完食、その後食欲も回復することができました!
もなさんにも好評だったこちらのレシピをご紹介します。
この記事は、
この記事がオススメの方
・バテて食欲がないワンちゃん
・水分を取るのが苦手なワンちゃん
・ワンちゃんが喜んでご飯を食べるのを見たい飼い主様

皆さんのワンちゃんも、元気に夏を越せますように。
スープを飲んだもなさんの反応

元々偏食気味で、自分が食べたくないと低血糖で身体が震えても食べないもなさん。
もなさん、8月初旬から食欲が落ちてきて、1日半経過してもいつもの半分しか食べない日が続き、毛がパサついてきました。

もなさん、早く元気になって
夏バテのもなさんでも食べられるものをと探していたところ、レシピも簡単でもなさんも好きな取り肉でスープを作ってみることにしました。

スープをあげたところ、もなさんがガツガツ飲み始めました。
嬉しいことに、器の1/3ほども入ったスープを飲み干した後、1日半口をつけていなかった食事を半分食べることができました。
スープをあげるようになって1週間経って、現在ではいつもの8割くらいの食欲に戻っています。

美味しかったワン
犬の夏バテ防止策

ワンちゃんも暑い夏にはバテてしまうものです。
夏バテの初期の段階では、食欲が低下しご飯を残しがち、元気もなくなります。胃が空っぽになり、機能が低下すると、胃液を吐くこともあるかもしれません。
夏バテを通り越して中程度の熱中症になると、嘔吐や下痢、よだれをたらして寝ていることもあります。

お友達のフレンチブルドッグちゃんも熱中症になってしまったと言ってたワン
重度の熱中症になると血便が見られワンちゃんの生命の危機に関わってきますので、血便が見られた段階では一刻も早く獣医師さんに診察してもらうことが必要です。
ポイント
冷房の効いた部屋で過ごしているワンちゃんの中には、体温の上昇を感じず水をあまり飲みたがらない子もいますが、気がつかないうちに脱水症状を起こしていることもあります。
夏バテを起こさないための対策としては、以下の対策が有効です。
- お散歩は気温が下がってからにする
- 体が冷えるバンダナやネックリングをつけて体温上昇を抑える
- 散歩から帰宅したら、冷蔵庫で冷やした水や氷を入れた水を飲ませる
また、食欲がわくよう、食べるものを工夫してあげることも大切になってきます。
それでは、ここからもなさんの食欲が回復したスープのレシピをご紹介します。
鶏のスープのレシピ

では、簡単!鶏スープのレシピをご紹介します。
ポイント
- 鶏のささみ 1パック
- 生姜 薄切り1枚
- お水
以上です。簡単でしょう?
作り方

続いては作り方です。
- ささみと生姜の薄切りを1枚をお鍋にいれ、ささみがひたるくらい鍋に水を入れて火にかける

- 水が沸騰し、お肉の赤身が消えるまで中火で煮る(水が沸騰して約10分)*あくが出たら取る

- スープをさましたら出来上がり

*犬は熱いものが苦手な「猫舌」なので、十分に冷ましてから上げるようにしてください。
とても簡単にできあがります。
注意点

鳥のスープに使用されている食材にはいくつか注意点があります。
1.生姜の加工品は使用しない
生姜チューブや生姜パウダーは、人が食べても問題ないように加工されていますが、犬にとっては塩分が多すぎて腎臓に負担がかかったり、犬にとって良くない添加物が多かったりすることがあります。
可能な限り、生の生姜を購入して上げるようにしましょう。

残ったものはスライスして凍らせておいたり、そうめんを食べる時の薬味として使い切るなどもできますよ!
残ったものはスライスして凍らせておいたり、そうめんを食べる時の薬味として使い切るなどもできますよ!
2.生姜は与えすぎに注意
また、生姜はワンちゃんによっては、アレルギー反応を起こす可能性がある食材です。与えすぎには注意しましょう。
食べさせた後、嘔吐や下痢、けいれんなどの症状が出た場合は、すぐに獣医さんに連れて行ってあげてください。
3.生姜は皮付きのままでOK
生姜は皮付きのまま食べさせることができます。わざわざ皮をむく手間を加えなくても大丈夫です。
夏の食事の注意点

夏場は特にワンちゃんの食事に気を配り、健康を気遣ってあげることが必要です。
今回ご紹介したレシピ以外にも、ワンちゃんの食事で気をつけてあげると良いポイントをご紹介します。
- 1回で食べる食事の量が少なければ食事の回数を増やす.
- 普段は1回で食べきれた量の食事を残してしまう場合、食事の回数を増やしてあげると意外と必要な量を食べきれることがあります。
- 食事を残してしまうことが続いた場合は、1度ご飯を下げて保管し、いつもとは違う時間に残った分をあげる等、試してみてください。
ポイント
ウェットフードをあげて水分を取らせるウェットフードは、ドライフードに比べると含んでいる水分量が多いのが特徴です。
食欲がないワンちゃんには、「ドライフードをウェットフードに少し切り替える」「トッピングにしているウェットフードの量を増やし、ドライフードの量を減らす」など工夫してあげると、食事をとる際に水分も取ることができます。
ちなみに、もなさんも食べているおすすめのウェットフードはこちらです。 レビューした記事もありますのでご参照ください。
まとめ

今回は、夏バテ予防にきく手作りスープのレシピをご紹介しました。
レシピはとても簡単で、手づくりご飯が苦手な飼い主さんにもすぐに作っていただけると思います。
夏バテ予防には、「体温をあげない工夫」「水分をしっかりとる」「食事をとれるようにする」この3つが鍵になります。
体温をあげないようにするためには、室内は冷房を入れ、室温が25度前後に保たれるようにする、散歩時にネックリングや冷えたバンダナを身に付けてあげて体温が上がらないように工夫するのが有効でしょう。
また、散歩から帰ってきたら冷えた水を飲ませて体温が下がるように工夫します。
これらの対策に加え、食事の面では、ウェットフードを活用することによって、栄養・水分ともに、しっかりとらせてあげる工夫をしてみてください。
飼い主さんのお身体も大切になさってワンちゃんと共に暑い夏を乗り切ってください。